「異常なし」と言われた痛みの正体は? 心因性疼痛という考え方
こんにちは、スタッフの松下です。
以前から当ブログでもお伝えしていますが、私は5月からアキレス腱痛のため競技を離れており、今月で3ヶ月になります。
6月には整形外科でエコー検査を受けましたが、結果は「異常なし」。
骨や腱に炎症は見られず、「問題ありませんよ」と診断されました。
それからは当院に勤務する中で、設置してある超音波治療器を使い、自己治療を継続してきました。
その結果、日常生活では痛みを感じることはなくなりましたが、走ると再び痛みが出てしまうという状態が続いています。
こうした経験を通じて考えるようになったのが、「心因性疼痛(しんいんせいとうつう)」という概念です。
【心因性疼痛とは】
心因性疼痛とは、ケガや炎症といった明らかな身体的異常が見られないにもかかわらず、ストレスや不安、心理的な緊張によって痛みが持続する状態のことを指します。
慢性的な痛みに悩まされた脳が、その情報を"クセ"として学習してしまい、身体の問題が解消された後も痛みを感じ続けてしまうのです。
診断のポイントとしては以下のような特徴が挙げられます。
・検査をしても明確な異常がない
・ストレスや不安との関連が強い
・痛みの出方が日によって変わる
・不眠・抑うつなど、他の精神的な症状を伴うことがある
私自身、仕事中や自宅でもアキレス腱の調子が常に気になり、つい触って確かめてしまったり、「いつ復帰できるのか」と不安になることがあります。
こうした心の状態が、知らず知らずのうちに痛みの感受性に影響しているのかもしれません。
【対処法】
では、このような心因性の痛みにどう対処すれば良いのでしょうか。
まずは、自分の感情に気づくことが大切です。「早く治したい」「焦っている」といった気持ちを素直に受け止めることで、心と身体の緊張がやわらぐことがあります。
次に、過度な安静は避け、可能な範囲で身体を動かすことも効果的です。不安を増やさない程度に軽い運動を取り入れてみてください。
また、信頼できる人に不安や痛みについて話すことも、心の整理に役立ちます。必要であれば心療内科やカウンセリングを活用するのもよいでしょう。
さらに、鍼灸や手技療法も有効です。自律神経を整え、筋肉の緊張をやわらげることで、心因性の痛みに対しても穏やかに作用します。
「原因がわからない痛み」でお悩みの方は、ぜひ一度、心と身体の両面から自分自身を見つめ直してみてください。
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