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群発頭痛治療症例NO７７　１期目は群発期に入ってから。２期目は予防からしっかり。その結果の違いは？

• 2020.11.24

こんにちは、院長の山田です。

今回は当院で２期目を迎えた男性の症例をご紹介します。

１期目は群発期に入ってから治療開始し、２期目は予防治療をしっかりと行いました。

【経歴】

　男性　５０代

・約３５年前に群発頭痛を発症。→群発頭痛暗黒時代ですね。

・周期は２～４年。期間は２～３ヶ月。

・発作は左のみ。ピーク時の発作回数は３回。

・イミグラン点鼻薬を使用。→痛みを後回しにしているような感じがしてあまり使いたくない。

【治療経過】

◆１期目◆

・群発期開始から２週間頃に初診。もうあと２週間後にはピークを迎える予定。

・その２週間の間に３回治療。数回強い発作は来たが、ピークを迎えてはいない。

・そのまた１週間後に４回目の治療。頭痛の回数減少。痛みもレベル１程度。患者様の長年の経験から、群発期終了の兆候と判断。様子見とする。

・ピークを迎えることなく群発期が終了したのは初めてで、喜んで頂けたと思います。

◆２期目◆

・前期から約１年後、久しぶりに来院されました。そこから平均３ヶ月おきに予防治療にいらして頂きました。

・そして、前期から２年半。その時がやってきました。正直来ないパターンもあるのではないかと思っていたので、微妙にショックでした。

・結果はもちろん前期より良く、軽いものでした。発作は出たものの、ほとんど弱く、群発期終了間際に１回レベル８が来ただけでした。点鼻を１本も使わなかったのも良かったです。

【考察】

もう群発は起こさないぞ！という意気込みを持って治療させて頂いていましたので、少し残念ではありましたが、患者様にはご満足頂けていると感じています。

これからも患者様の満足の一歩先の結果をご提供できるよう研究を続けていきたいと思います。