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群発頭痛症例　NO１９　効果は出たが課題の残る症例

• 2018.03.28

５０代　男性

・少し課題の残る症例でした。３０年ほど前に群発頭痛を発症。年齢を重ねてきて群発期の周期は長くなってきているが、まだまだ強い発作は起きる。今回は３年ぶりの群発期。以前は１～２年周期だった。１日１～２回群発頭痛発作が起こり、１～２時間継続する。群発期はだいたい１カ月半～２カ月。イミグランの皮下注射は良く効くが、点鼻はダメ。前回、前々回とプレドニンが良く効き、余り苦痛なくやり過ごせた。が、根本的な改善を求め来院されました。余談ですが、不摂生しがちの生活をされている割には血管年齢が若いようです。もしかしたら、それが群発頭痛が治癒しない要因になっているのかもしれません。

［経過］

・全身固まっているがやはり群発頭痛の症状が出ている右ラインは非常に硬い。この時期は右手の痺れも出るのでそちらも施術。

・３日後に２回目の施術。コリ感は軽くなったが、群発頭痛発作は変化なし。

・５日後に３回目の施術。前回施術後に反動で２回発作が来たが、翌日から痛みが軽くなり、発作の回数も１回夜中に来るだけになった。コリ感も大分軽い。

・３日後に４回目の施術。翌日に強い発作が２回、イミグラン皮下注射も２回使用してしまった。それ以降は落ち着いている。

・６日後に５回目の施術。翌朝に強い発作１回、来院された日の朝にも１回。かなり楽にはなっている。ご本にの希望もあり一旦様子見とする。通常であればまだ１カ月程群発期が続く予定。

・２週間後にお電話でご様子を伺ったところ、まだ群発期が終わっていませんでした。ただいつもに比べたら、大分楽に過ごせているとおっしゃって頂きました。

今回の方のように、群発頭痛を長く患っている、イミグランやプレドニンを長期に大量使用し痛みをやり過ごす方は施術の効きが甘くなってしまう傾向にあります。しかし今回のように、完全ではないものの、施術に手ごたえを感じて頂くことが本当に重要になってきます。群発頭痛において完治を目指しているところは現在ほとんどありません。今回のように完全ではありませんが、施術の成果を出す事により、次回の群発期につながります。そしてその先には早期改善があります。まだまだデータが少なくこれだけ続けたら改善しますということははっきりとお伝えすることができません。しかし確実にそれに近づいている現在、たくさんの方のご協力がご自身の将来、またこれから当院に来院されるかもしれない未来の群発頭痛の方へ確実に繋がっていきます。

東京や神奈川を始め関東全域から群発頭痛、片頭痛、腰痛でお悩みの患者様が来院。

埼玉県さいたま市南浦和　悠鍼灸院・整骨院・整体院　　院長　山田将太