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群発頭痛症例　NO１６　３０年間苦しんだ群発頭痛、その答えは…

• 2018.03.10

５０代　男性

・今症例も３４年前から群発頭痛に苦しむ患者さん。何と実兄も群発頭痛だったということでした。お兄さんは３０代半ばで完治してしまったそうです。２～４年おきに群発期がやってきて、２～３カ月続く。季節は関係なし。今回は来院される２週間前に群発期が始まった。群発期初期は症状が緩やかで、これからピークを迎えるという状況でした。ピーク時は群発頭痛発作が１日３回起こり非常に辛い。

・頓服薬にはイミグランの点鼻を使用。効くがやはり以前と比べ、群発期が延長した感は否めない。そのほかに予防薬として、ミグシス、呉茱萸湯、デパケン、トリプタノールを使っているがあまり効果を感じていない。

［経過］

・全体調整と左側ラインをしっかりと施術。あと２週間くらいでピークがくる予定なので、それまでに何とかしたい。しかし遠方のため週１回の通院になる。

・１週間後に２回目の施術。３日後に痛みレベルが下がったが、ピーク時以外はそういうこともあるのでまだ何とも言えない。イミグラン点鼻は使わずに済んだ。

・１週間後に３回目の施術。来院される前日に強い群発頭痛発作が起きてしまった。１回の群発期で平均６０～７０回の発作が起こる。今回は既に４０回程発作が来ていて、ピークに入っている感じがしない。今後どうなるか？？

・また１週間後に４回目の施術。群発頭痛発作が起こらなくなってきた。出てもレベル１程度。この場合群発期が終了するパターンということだったので、様子見とする。

施術開始当初、効果がわかりにくかったが痛みのレベルは明らかに下がりピークを迎えることなく群発期をやり過ごすことができました。イミグラン点鼻薬も通常４０回使用するところ、１２回に留めることができた。もうそろそろ完治して欲しいところだが、次回また群発頭痛が始まってしまったら、いらっしゃる予定です。

お帰りのとき少し嬉しそうな表情だったので、３４年間苦しめられた群発頭痛の正体がはっきりして、答え合わせのような感じになったのではないでしょうか。

埼玉県さいたま市南浦和　悠鍼灸院・整骨院・整体院　院長　山田将太